Hollingbourne その4「編地がキレイにならない理由」 ~52 Weeks of Socksプロジェクト


 編み物自体はそれなりに経験を積んだと思っていますが、編み込み模様は初心者の域をまったく出ていません。やってきた回数が圧倒的に少ないからです。それなのにも関わらず、あえて挑戦している編み込み模様のくつ下Hollingbourne。両手で編む方法でうまくできると思ったのですが……二度も編み直してもなお、編地が気に入らないまま、かかとが編み終わり、現在はFoot 足部分を編んでいます。やっぱり編地が気に入りません。
 編み込み模様で一番問題になるのは、メインカラー MCとコントラストカラー CCのどちらも糸の伸長を均一にして、美しい編み目で編んでいくことです。言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい。
 どうしたらいいのか悩んで、試しに違う編み方を試してみようかと思いました。基本的には、同じものを編んでいる最中に編み方を変えるのは編地に影響があるため、本当はダメでしょうけど……。


 くつ下パターン集、Laine Publishing“52 Weeks of Socks”(リンク先:Ravelry)に掲載されている52作品を全部編むという『52 Weeks of Socksプロジェクト』をのんびりと行っています。このくつ下パターン集については、下記の記事で紹介しています。


 
  Hollingbourneのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 編み込み模様を編む場合、やり方は大きく分けて三つあると思います。以下写真とともに列挙します。

1. 両手編み

 MCとCCそれぞれを両手(MCは右、CCは左)にかけて編む方法です。

今回Leg 脚部分で使ったやり方で、私がむかーしむかしに買った本にも、編み込み模様の方法では、この両手編みで紹介されています。とくに言及はないので、一般的な方法ということだったのかもしれません。何度かやったことがある編み込み模様では、このやり方で編んでいます(一部を除く)。ただ、まだまだ左手にかけるフランス式がうまくできず、糸の伸長については少々の不安定さが残っています。

2. 左手にかけるフランス式

 MC、CCの両方の糸を左手にかけて編む方法です。

私はこれに過去何度も挑戦していますが、一度としてうまく編めた試しがありません。均一に伸長を保てなくって、試しにやってみるたびに挫折。一応今回も試してみましたが無理でした。編み友は、普段はアメリカ式で編むのですが、編み込み模様をするときはフランス式に変えて編めるよう練習(編んでいたカーディガンがその練習台になっていた)して習得していました。尊敬しかない。

3. 右手にかけるアメリカ式

 MC、CCの両方の糸を右手にかけてアメリカ式で編む方法です。

アメリカ式では編み込み模様って編めないと思い込んでいましたが、調べてみたら世界のどこかにはアメリカ式でやってらっしゃる方がいらっしゃるものですね。つい最近知った方法で、一度だけやってみたことがありますが、伸長を安定させるのに少し工夫が必要だったものの、それができてしまえばキレイに編めることが分かり、気に入っているやり方です。
 
 今回、私は1.の方法で編んでいましたが、どうやってもできない2.は論外として、3.の方法を試してみることにしました。
 で、できたのが下の写真です。

 ……アレ? 全然変わらないか、もしくはもっとひどくなってるような……。
 ということは、編み込み模様のフォームが一番の問題というわけではなさそう。
 ってことは、アレか。そうそう、アレです。

 模様にもよりますが、編み込み模様ではどちらかの糸がいくつも目を飛ばして編まなければならない場合があります。そのさい、裏側では編んでいない糸が浮いてしまため、もう片方の糸で包[くる]んでしまうのが一般的なやり方です。編地がボコボコしているのは、おそらくこの包みのせいですね(誰もが分かってたって)。
 今回は最大で13目を同じ色で編み続ける箇所があります。その場合、どうしたって13目分のもう片方の色を裏側で浮かせておくわけにはいかず、私は裏で3回包むことにしています。この包む回数が多いのか少ないのかは分かりません。表の模様を見てみると、この包むところで編地がつっていることが分かります。これをフワっとした目にするにはどうしたらいいんだろう。

 やっぱり練習あるのみか。今回は諦めるしかないんだろうか。はあ……。
 
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