不発弾処理、成功

2022年7月30日のWeende-Tor付近を撮影したもの(15時半ごろ)。写真右側の道路はそのまま駅に続くため、ここで完全に封鎖されていました

 
 この週末は、ゲッティンゲンの市街地から北西で見つかった六つのうち五つ(一つは事前に、すでに爆発済みと断定されていた)の不発弾処理のため、30日、31日の二日間を不発弾処理作業に当てられていました。その作業は、昨日30日の夜中、日付が変わる前にすべての処理が完了し、避難解除もされたようです。いろいとあったようですが、二日間に渡ることなく終わってよかったー! 

 ゲッティンゲン市のウェブサイト内にある、不発弾処理の実況をしていたライブブログは↓こちら。


 
 実況を見てみると、30日早朝から避難が始まっていましたが、避難区域を飛行するヘリによってまだ避難していない人が見つかったりといろいろあったようで、処理作業が始められるようになったは朝10時過ぎだったようです。そのあとも、立入禁止区域に人が立ち入っているのが何度か発見され、作業を中断したりもしつつ、それを除けば作業は順調に進んだようです。
 
 見つかった不発弾は、すべてアメリカ製の10ツェントナー爆弾(10-Zentner-Bombe)だったのだとか。ツェントナーの重量は100ポンドまたは50kgを指すらしいので、10ツェントナーはその10倍、500kgの爆弾ということでしょうか。どんなものかを探してみたら、いろいろ出てきました。よかったら、どんな大きさのものか見てみてください。KBD(Kampfmittelbeseitigungsdienst Niedersachsen) ニーダーザクセンの不発弾処理局(と日本語に訳せばいいのか分かりませんが)のみなさん、お疲れさまでした。

 爆弾は一つ一つ不発弾であることが確認され、最後五つ目のが確認されたあと、どれも信管を外すことができず、爆破しなければならないことが明らかになりました。これがだいたい21時ごろでしょうか(市の実況ブログだと21:20にその情報が出ています)。21:30に爆破すると予告が出たため、避難区域中心部から半径1,250m、つまり今回避難対象にはならなかった家々の住人は屋外へ決して出ず、窓側からも離れるよう、指示が出されました。その後爆破されています。
 すべての爆破に成功し、避難解除がされたのは23時過ぎで、夜中0時になる少し前に、市のライブブログでの実況が終了しています。

 今回の避難にかんしては、事前に分かっていたのと、自分たちの家が避難対象になっていなかったため、生活をするには何ら支障はありませんでした。15時半ごろに町を散歩しましたが、Innenstadt 中心街では人々が普通に行き来していましたし、カフェでくつろいでいる人も多かったように思います。そこだけ見れば、いつもどおりの週末のようでした。
 また、駅が封鎖されていたため、その代替輸送として用意されたバスの発着所が、我が家からすぐの教会前の駐車場でした。私たちが利用することはありませんでしたが、ものすごい数のバス(観光バスや長距離バスといった大型のもの)が発着していたようです。16時ごろに駐車場を通りかかったときには、乗車している人はほとんどいませんでした。早朝は利用者が多かったかもしれませんね。

 ということで、ようやく不発弾処理が終わりましたが、またどこで見つかるか分かりません。今後もこういった情報を逃さないよう、少なくとも週に3~4回はローカル新聞に目を通そうと思います。


 
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