マインツのカーニヴァルを中継で見ました
2月に入ってから、サッカーのブンデスリーガを見ていると、サッカーチーム1.FSVマインツ05の応援団には、ちらほらと仮装している人たちやマインツの町のカラーである、赤・白・青・黄のマフラーを持った人をとても多く見かけるようになりました。それを見て「ああ、今年はマインツでカーニヴァルが開かれるんだ!」とワクワクしました。
そして昨日2月20日は、バラの月曜日 Rosenmontagでした。カーニヴァル Karneval(ファストナハト Fastnacht)のクライマックスであるパレードが行われる日です。2021年、2022年はコロナの影響で一切開かれていませんでしたが、今年2023年は多くの場所でカーニヴァルのパレードがあったようです。私は以前マインツに住んでいたこともあって、マインツのRosenmontagに馴染みがあります。下の記事は2018年に体験したマインツのカーニヴァルを写真とともに思い出しながら書いたものです。
今年はどこかで開かれるカーニヴァルに行きたかったのですが、ゲッティンゲンにはそもそもパレードがないし、一番近い大きな町のカッセルも今年もパレードはなかったようで(ないと分かってガッカリしたなあ)、開かれる町があると分かっているのにあの狂騒っぷりが見られないのはちょっと寂しい。
でも、大きな町のは中継があるんですね。ラインラント=プファルツ州のローカル局SWRがマインツのパレードを中継しているのが分かって、いろいろと作業しながらそれをずーっと見ていました。
中継を見ていると、それぞれが凝りに凝った意匠で、政治や社会を風刺している山車(やり玉にあがっている政治家たちがどれもよく似てる!)もあったりと、楽しすぎてついつい見入ってしまい、何度も作業の手が止まってしまいました。
このカーニヴァル中継を見て、何だか日本にもこういうのがあったような気がして考えを巡らせていたら、6月2日の横浜開港記念日(この日は横浜市立の学校が休みになるのです)に開かれる「ザよこはまパレード」が思い当たりました。そうそう、これがすごくよく似てます。かなり大きな規模のパレードであるところとか、ローカル局で中継があるところとか(神奈川テレビで中継される)。マインツの現地でパレードを見ていたときは、そんなことを露ほども思わなかったのに、中継を見ていたら急に思い出しました。こうやって昔はよこはまパレードをテレビでも(実際に現地でも)みたなあと、思わぬところで郷愁を覚えました。