女神タリア(タレイア)と劇場周りの花


 3月も末になり、もう年が明けて3か月経つのか……。時間が経つのがはやい! 今年は3月31日が復活祭(イースター)なので、ドイツでは明日3月29日から4月1日まで4連休です。ゲッティンゲンでは、3月30日までOstermarkt オスターマルクト(イースターマーケット)がこぢんまりと開かれているのですが、復活祭前日の30日は気温が21℃の予報なのと、4連休のなかで唯一買い物ができる日なので、外はたくさんの人で賑わうだろうと思います。そうそう、今年のサマータイムが始まる日は復活祭と同じく3月31日です。

 寒い冬に比べると、ちょっと暖かくなってきた春は、花々が咲き始めて見目楽しくなるので、散歩に出るのが楽しくなる季節でもあります。我が家のスケジュール上、どうしても夕方ごろに散歩に出ることが多いのですが、いまごろは18時すぎでも空がまだ少し空が明るいため、歩くのが楽しくなってきました。
 先日散歩でドイツ劇場 Deutsches Theater in Göttingen前を通りかかったとき、花を見上げていたら劇場の屋根てっぺんに何かの像があることに初めて気づきました。調べてみたら、これは「喜劇」をつかさどるギリシャ神話のタリア Thalia(ギリシャ語だとタレイア Thaleia)の像だと分かりました。タリアは喜劇や娯楽の女神であることから、劇場の守護神なのだそうです。ちなみに、タリアは文芸のミューズでもあるので、ドイツにはThaliaという名前の全国チェーンの書店があります。
 この像が劇場上に設置されたのが2020年らしいので、結構新しいですね。ギリシャ語のタレイアは「開花する」という意味があるそうなので、劇場周りにある木々の花と一緒に写真に収めてみました。

 冬は色のない景色だったのが、だいぶ鮮やかな色が増えて景色が華やかになってきました。
 春だね。
 
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