編み上がりました 〜Holsten


 先日の投稿で、あと少しでHolstenが完成すると書きました。

 残っていたのは、本当にあと数段だけだったので、集中して残りをさっさと編んでしまいました。そして端糸を処理して、編み上がりました。

Holstenを編んでの感想

 以前挑戦した編み込み模様セーターのSave the Childrenに比べると、とても編みやすいパターンでした。
 今回のHolstenでの肝は、ラグランの途中から始まるコントラストカラー(ラベンダー色の糸)です。メインカラー(グレーの糸)とコントラストカラーが同じ段にあるため、これをどう編むかがこのパターンの一番の山場でした。以前編んだ靴下でこのような、同じ段で色変えをしながら編み進める、という経験があったので、目の数さえ間違わなければ、とくに問題はなかったです。

 ただ、目の増減などは、やはりメモリーシートに書き出した方が確実ですね。メモリーシートを使うようになってから、目の増減に関するミスが本当に減りました。

 編み物にはあまり関係のないところでは、ダウンロードしたパターンのPDFデザイン(紙面デザイン?)がちょっと独特で、最初はどう読めばいいのか迷い、慣れるまで時間がかかりました。慣れてしまえばどうってことはなかったものの、個人的には、英文パターンなら、なんの変哲もない文字組だけの方が見やすいと思いました。

Holstenのデータ

 あんまり意味がないと思いつつも、今回も編んだHolstenのデータを一応残しておきます。
 毛糸の量については、とくにメモをしていなかったこともあって、正確ではありません。次からはちゃんとメモをしよう……。そして、増し目・減らし目は、パターンに書かれている通りのやり方を採用しています。

使用毛糸: Wendy Roam(1玉100g約370m)- 2001 Rydal(メインカラー), 2006 Windrmere(コントラストカラー)
使用した毛糸量: メインカラーが約2玉強(230gくらい)、コントラストカラーが約半玉(50〜60gくらい)
使用針: 3,5mm、3mmの輪針

作り目: German Cast On
伏せ止め: Jeny’s Surprisingly Stretchy Bind Off
増し目: M1L (Make 1 Left), M1R (Make 1 Right) 左右それぞれのねじり目の増し目 ※パターン通り通り
減らし目: K2tog (Knit two together) 左上2目一度、SSK (Slip Slip Knit) 右上2目一度 ※パターン通り

 何度も書いていますが、Holstenは想像していた通り、かなり細身のデザインで、着てみると(ブロッキング前ですが)カットソーに近いなと感じました。ボリュームのあるボトムと合わせるのが楽しみです。

 現在ブロッキング中。間もなく完成!

Holstenというタイトル ~完全なる余談

 Holstenを出版しているAnkestrick アンケ・シュトリックさんはドイツの方なので、タイトルもドイツ語だろうとは思っていたのですが、意味を調べることはとくにしていませんでした。

 この記事を書くのに、改めて意味を調べてみたら、ハンブルクの北にある地域Holstein ホルシュタインのことなんですね。Holstenとは、Holsteinのデンマーク語らしいです。Holstenをドイツ語だと思っていたので、ずっとホルシュテンと読むのだと思っていましたが、デンマーク語での読み方はホルステンやホルスティンのようです。

 この辺りは現在Schleswig-Holstein シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州に区分けされています。一応ドイツ語コース在籍時に全州名とその州都を覚えたのですが、自分が住んだ州以外はあまりよく知らなかったので、調べてみてよかった。勉強になりました。

 Holstenは、ハンブルクにあるビール醸造所の名前でもあります。馬に乗っている騎士が剣を振り上げている、というメーカーのエンブレムが印象的です。
 このエンブレム、最近どこかで見たなあ、と思っていたら、近所のスーパーにドイツビールの区分で売られていて、以前飲んだことを思い出しました。ラドラーのようにすごく甘いビールだったので、初めて買って以来飲んだことがなかったのですが、もう一度くらい飲んでみようかしら。

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