Holsten完成
ブロッキングが終わり、やっとHolstenが完成しました! 今年に入って完成させたカーディガン2着とセーター1着に続き、通算で4着目となります。
途中、腕を痛めたことで、プロジェクトが止まってしまったこともありましたが、なんとか仕上がって本当に良かったです。
Save the Childrenのセーターにも付けたHand Knittedのリボンを、今回もタグ代わりに縫い付けました。
タグが付くと、愛着がグンと増します。既成のタグでもそうなのですから、やっぱり自分のタグをつくろうかなあ、という気になります。
Holstenの特徴は、見た目通り、胸元と片袖にコントラストカラーが使われていることです。前回、この部分にパターンの肝があると書きました。
ちょうどラグラン線のところでコントラストカラーとの色変えがあり、線がキレイに出ています。
また、ラグラン部分にも特徴があります。
それは、パターンではthe contiguous saddle shoulderと記述されている、ラグラン・スリーブとは少し違う見た目です。
意味は『連続したサドル・ショルダー』、つまり、ここでは、切れ目なく編んでできるサドル・ショルダー、ということでしょう。サドル・ショルダーとは、ラグラン・スリーブの一種で、肩と平行に線が入っているものです。saddleとは馬に着ける鞍のことで、見た目が鞍に見えることからこの名前で呼ばれているのだとか。
サドル・ショルダーをアップにしてみました。ラグランとは違って、肩の部分が四角くなっています。
そのほかの特徴は、袖口と裾でゴム編みのあとに数段の裏編みを加える、ちょっと変わった仕上がりになっている点でしょうか。一番上の写真を見てお分かりの通り、袖口と裾がチューリップみたいになっていますが、これは、この数段の裏編みがあることで、こんな形になるのです。
今回はパターン通りに編みましたが、次回また編むことがあれば、裏編みはしないと思います。また、首回りも裏編みから始まっているのですが、次回はゴム編みにするかもしれません。
このパターンでも、いろんな技術を勉強することができて、出来上がりも含めて、大満足でした。
着るのが楽しみ。早くもっと寒くならないかな。