スティーキング準備その2 ~Learn-to-Love-Steeks Blanket


 前回、スティーキングで切った端をくるむための編地を、裏側にできている畝を利用して編んだところまで書きました。


 さて、いざ切ろうと思ったとき、少々不安になったのが、くるんでいるときに端から糸がほつれてしまわないか、ということでした。

 4年くらい前に、初めてスティーキングを練習したときのことです。切ったときに端になるところをかぎ針で細編みをしてかがりました。私が見たスティーキングのやり方を紹介しているブログに書いてあることを、そのままやってみたのです。しかし、使っていた糸が非常に滑りやすかったようで、切ったところからどんどんほつれていってしまい、かがったところも意味なし。ほつれが止まらず、スティーキングが失敗に終わったことがありました。このことを思い出したのです。
 今回の本体に使った糸は、アクリルが80%を占めるため、少し滑りやすい糸です。サンプルを作ったときは、目数がそんなに多くなかったこともあって、そのままでも問題はありませんでした。しかし、本番は目数が多すぎるため、解けてしまうのではないかと思ったのです。ここまできて、目がほつれてしまって失敗!なんてことになったら、目も当てられません。

 すると、Purl Sohoのブランケット記事には、下記のように、心配なら、切る前に補強をするよう助言されていたことに気づきました。

NOTE: If the yarn you used is very slippery, or if you are worried that the stitches will unravel after you cut them, secure each side of the steek with thread before cutting. Sew one or two lines of stitches down each side of the center of the steek (on stitches 5 and 6 of 10), either by hand with a needle and thread or with a sewing machine.
引用元:Learn-to-Love-Steeks Blanket (Purl Soho, January 25, 2017)

 それはそうか、と手縫いで目を補強することにしました。参考にしたのは、Interweaveにある記事『3 Methods to Demystify Steeks』の2. HANDSEWN STEEKです。

 畝と畝の間は10目ありますが、その第5目と第6目を、刺繍で言うチェーンスティッチを使ったやり方で補強しました。糸はしつけ糸を使っています。

 白い線が補強したところです。ちょうどこの白い線の間を切ることになります。この補強のおかげで目印が付いたので、切るところが分かりやすくなってよかった。
 下の線はチェーンスティッチになっていますが、上の線はそれが面倒で、ただの返し縫いにしています。ここは面倒くさがらず、ちゃんとした方がよかったかもしれませんが……ここは縫い方の違いで影響が出る・出ないの実験をすることにした、と言い張ります。

 次はとうとう、編地にハサミを入れます。

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