5本針で編むときのコツとクンスト針 ~Riddari


 マジックループではうまく出来ない編み込み模様を、5本針で編んでいます。昔から4本針や5本針には苦手意識が強く(これは、母が持っていて譲ってもらった棒針セットの4本針が長かったからだと思います……)、いままでマジックループに逃げていましたが、編み込み模様があるならば、それは避けて通れません。しかし、苦手ながらも何段か編んでみたら、自分なりのコツが分かったような気がします。

 それは、針の右側を常に前の針の上に置く、ということです(下の写真で赤い丸で囲ったところ)。針を一本一本見ていくと、どの針も右側が上になり、左側が下になっているのが分かると思います。なんだか、ペンローズの階段、マウリッツ・エッシャーのだまし絵のようです。
 

 このままの状態で編むと、5(4)本針特有の編みにくさからくるストレスが、少し減ったように思います。要は、針をどう置くか、なんでしょうね。この調子で5(4)本針への苦手意識がなくなるといいのですが。一度、マジックループではなく5本針で靴下か何かを編んでみようかな。

 話しは変わりますが、この赤いケースに入った5本針のセットは、以前一時帰国をしたさいに、編み物講師をしていた叔母から譲り受けた『クンスト針』です。メーカーが分からないのですが、たぶんクロバーではないかと思っています。


 『クンスト』という名前を見たときに、真っ先に頭に思い浮かんだのは、ドイツ語のKunstでした。意味はアート、つまり芸術、美術、技工などです。確認のためにちょっと調べてみたら、やはりドイツ語由来の名称であることが分かりました。そのため、技巧的な編み方をするための針、と理解しています。
 そういえば、ちゃんとこの針のことを調べたことがなかったので、叔母に聞いたり、ネットで情報を集めてみようと思います。

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