裏で糸を編みくるむ、3色を両手に分ける 〜Riddari


 先日、3色を使う1段がようやく終わり、達成感も束の間、次の段も3色編みでした……。前段同様、一番下をピンク、真ん中をベージュ、一番上を茶、にして糸渡しをし、毛糸玉の位置を動かさず、糸同士が絡まらないように気をつけました。

裏で糸を編みくるむ

 編み込み模様を編む上で、気になるのが裏に渡される糸をどうするか、という問題です。目があまりにも離れてしまう場合は、そのまま糸を渡すのではなく、適当な箇所で編みくるむ必要が出てきます。私は、4目以上離れてしまう場合はどこかで編みくるむようにしています。
 たとえば、前段と今段の配色は、下記の図のようになっています。
 

 前段ではピンク、今段では茶の登場回数が少ないこともあって、裏側ではそれぞれの糸が7目分も渡されることになります。これだと、糸の伸張の加減が難しいだけでなく、何かに引っ掛かりやすくなってしまいます。そのため、どこかで糸を編みくるむ必要が出てきました。そこで、下記図にある☆印のついた目の裏で、糸をくるむことに。目と目の間が7目あるため、ちょうど真ん中の4目めになります。下の写真はくるんだ箇所を丸で囲ってみました。
 

 フェアアイルのニッターさんがときどき裏側を見せているのを拝見して、その素敵さにいつも詠嘆しています。着ていたら人には見られるところではありませんが、裏側での処理が規則正しく並んでいると、それだけで美しく感じてうれしくなります。私も人に見せられるよう、もっと精進したいものです……。

3色を両手に分ける

 さて、編むくるむとなると、ますます毛糸玉の位置を動かさないようにするために気を遣います。それをなんとか軽減できないものか考え、今回は、前の段ではできないと思ってやっていませんでしたが、指にかけて編めるよう、一番下を渡っているピンクを左手にかけ、真ん中のと一番上に渡しているベージュと茶を右手にかけてやってみました。

 すると、多少のやりにくさはあるものの、毛糸玉が絡まることなく編めるようになったため、絡まらないか常に気を張っていたのが軽減されました。右手は2色を扱うので、糸の絡まりを気にしてはいますが、3色のときに比べたら段違いに楽です。こうやれば良かったのか! 目から鱗です。

 指にかけて編むことができるようになったため、前段と比べると、一段を編むのにかかっていた時間がだいぶ短縮されました。ここで両手を使って編んでみたことにより、次の段の2色使いがとても編みやすくなったような気がするのは、気のせいではないと思います。
 Riddariの編み込み模様に立ち向かうのが少しだけ億劫だったのですが、これなら果敢に挑んでいけそう。

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