マイナスの気温が続いた日々


 今週(8日月曜日から昨日の13日土曜日まで)は、日中でもマイナス気温だったケンブリッジ。二十四節気の大寒って今だっけ?と思うくらい、今週はとても寒い日々でした。他国の気温などを見たら、ヨーロッパ全体がかなり寒い週だったようです。

 住んでいる部屋は中庭に面していて、そこには造り付けの花壇があります(上の写真)。間違いなく『花壇』なのですが、冬になるとちょっとした池に変わります。冬は雨が多いのと、水捌けの悪さとが重なるからか、植物が水に沈んでしまいます。

 その花壇ですが、ここに3年住んで、初めて表面が凍ったのを見ました。しかも、かなり厚い氷です。夜の最低気温がマイナス7度になった日もあったくらいだったので、それが氷を厚くしたのだと思います。小さな子どもが乗っても問題ないほどで、なんなら、大人も乗っていました。実際に表面を手で押してみても、びくともしませんでした。

 通りかかる人の多くは、片足を氷の上に乗せて体重をかけて、氷がどれくらいの厚さなのかを確認していくのですが、それをしているのはたいてい男性。不思議と女性(や女の子)でそういう人は見ませんでした。『少年の心ってやつかな』と思って微笑ましく見ていましたが、実際にガンガン割っていくのは本当の少年たちで(たまに大人たち)、『少年は少年、大人になっても少年』と、いろいろと証明されたような気がします(笑)。

 しかし、そのことを夫に話しをしたら、積雪が多くとても寒い地域出身の夫は「寒いのに慣れていない人たちなんだなあ」としみじみと一言。夫の地元の冬は、基本的にはマイナス気温で日中は少し暖かいものの、夜と明け方は半端なく寒いのだそう。そして夫曰く、自分の地元で水に張った氷や初雪に喜んでいるのは小さな子どもたちだけで、それも何回も経験すれば、小さな子どもたちですらなんとも思わなくなるのだとか。
 ドイツで知り合ったキューバ出身の夫の元同僚は、あるとき雪が降った日に、『人生で初めての雪だ! オレは雪に触るのが夢だったんだ!』と言って、夫がびっくりするくらい大はしゃぎだったそう。また、夫のスペイン人の友人がデンマークに住んでいたときに、『冬になると窓が凍って開かなくなったことが何度もあって、信じられなかった』と言っていたらしく、それぞれで夫は『暖かい国の人なんだなあ』と改めて思ったそうです。

 いま住んでいるケンブリッジは、昨年と一昨年の冬は、たまに冷え込む日があるものの、日中はそんなに寒くありませんでしたが、今年は日中でもマイナス2度だった日が何日かあったので、この寒さは特別なのかもしれません(花壇が凍ったのを初めて見たし)。
 日本はもう春めいてきていると聞きました。こちらも、寒い日(日中3度)は今日までで、明日からは一気に気温があがるようです(明日は13度の予報)。花壇の氷も今日までかな。

 
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