身ごろの模様編みをメモリーシートにすべて書き出すかどうか ~Breckon
4 plyの糸で編むカーディガンのBreckonですが、両袖が同時に編み上がり、いまは身ごろに取り掛かっています。まずは別糸で編むゴム編みの作り目をし、裾を編んでいるところです。
このパターンのおもしろいところは、右前身ごろ・後ろ身ごろ・左前身ごろを連続で編む点です。昔ながらのパターンだと、カーディガンの身ごろはすべてバラバラに編んで最後に縫いとじるやり方が一般的でしたが、これを最初からつなげて編んでしまうのがすごい。セーターでも、いまは前・後ろ身ごろを最初からつなげて輪で編むパターンが増えてきていますよね。輪編みではありませんが、カーディガンもつなげて編めばいいのか、と感心しきりでした。
しかし、それだと困ったことがあるのも事実(私だけでしょうが)。
裾はゴム編みなのでいいとして、身ごろ本体はグレニット・スティッチをはじめ、模様編みしかない編地。つまり、すべての目で模様編みをしなければなりません。目数が多い上に、全部の模様編みをメモリーシートに書き出すと、1行じゃまったく収まりません。上の写真はゴム編み後の最初の段ですることを書き出したものなのですが、1行め(6段め)行末の矢印と2行め(5段め)頭の矢印、2行め行末の矢印と3行め(4段目)頭の矢印が、それぞれ連続していることを示したのですが……ね。長い。できれば、編んでいるときは編み図を見ずに作業をしたいので、やることを全部書き出してしまいたい。でも、こんなに長いとちょっと考えてしまいますね。1段ですることが多すぎ。
一模様の段数は複数の模様編みであっても必ず一致する(たとえば、14段一模様と7段一模様を同時に編むなど)ので、段数の多い一模様をすべて書き出してしまえば、あとはこれをくり返すだけなので楽ではあるのですが……途中これに加えてウエストシェイプや袖・襟ぐりなどでの減らし目や増し目なども加わってきます。ただでさえ、私にとっては間違えやすい減らし目・増し目ですから、何か対策を練らないと大変なことになりそうな予感しかない。悩ましい。