くつ下編みの本 Der geniale Socken-Workshop to goを買いました


 ヨーロッパに住み始めてから、『手に入りやすいから』という理由で英語パターンで編むようになりました。まだまだ不完全ではありますが、英語パターンにもだいぶ慣れてきたし、再びドイツに戻ってきたんだし、今度はドイツ語パターンにも挑戦してみようと、以前“Socken stricken” (TOPP, 2015)というくつ下編みの本を購入しました。まだじっくりと読めてはいませんが、くつ下を編むのに必要な基礎的な手法と、14種類のパターンが掲載されているので、そのうちこのなかから何かを編んでみようかと思い、ときどき本を開いては眺めていました。


 
 まだ“Socken stricken”をちゃんと読めてないだけでなく編んでもいない、それなのに、またドイツ語のくつ下編みの本を買ってしまいました……。

 以前書店で見かけた“Der geniale Sockenworkshop – Das Standardwerk zum Sockenstricken – Mit Online-Videos” (TOPP, 2018)という本がずっと気になっていました。この本は、履き口 Cuff部分、かかと Heel部分(さらに細分化されている)、つま先 Toe部分だけでなく、作り目の方法から本体での模様編みも含め、それぞれの箇所でのさまざまな手法が掲載されていて、くつ下を編むのにこれ一冊を持っていれば十分事足りると思えるほどだったのです。ただ、引越しが常につきまとう身としては、この本がハードカバー(上製本)であるために購入を躊躇していました。あの本が欲しいけど、諦めるしかないかな~、と思っていたそんなときにたまたま見つけたのが、上の写真にある“Der geniale Socken-Workshop to go – Socken stricken leicht gemacht” (TOPP, 2020)でした。ちゃんと見比べてないので類推ですが、二冊とも執筆者が一緒なので、これはたぶん“Der geniale Sockenworkshop”に掲載されているなかからくつ下編みの基礎と重要な知識をコンパクトにまとめ、持ち運びに便利なサイズになったのだと思います(タイトルもほとんど一緒だし)。

 前に買った“Socken stricken”と、この“Der geniale Socken-Workshop to go”との大きな違いは、前者は初心者向けに解説されたものであり、後者は中級者以上向けにバラエティに富んだ手法を解説することに特化している点です。そのため、“Der geniale Socken-Workshop to go”には、くつ下のパターンは掲載されていませんが、その分、くつ下を編むのに必要な知識がギュッと詰まっています。すごく便利そう。

 それにしても、この本を見ていると、世の中にはまだまだ知らない作り目のやり方、かかとの編み方、つま先の編み方があるものだな、と本当に感心してしまいます。この本に掲載されているヒールフラップの編み方は、英語パターンでよく見るのとはちょっとやり方が違っていたり、「日本語ではとくに名称がないこんな部分にも、ドイツ語では名称があるのかー!」(私が知らないだけの可能性アリ)と驚くこともあったりと、読むのが楽しすぎます。この本からいくつかを、このブログでも紹介できるといいな、と思っています。

 ただ……このコンパクト版だったら満足できるだろうと思っていたのに、じっくりと読んでみたらおもしろすぎたので、やっぱり上製版が欲しくなってしまった、という問題に、いま、直面しています……。
 
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