身ごろのメリヤス編みで癒やされたい ~Solina


 先日、袖が編み終わり、ようやく念願?の身ごろを編み始めました。というのも、メリヤス編みが大好きで癒やしだからです。袖でもメリヤス編みをしましたが、マジックループで編んでいたため、とぎれとぎれでした。しかし、身ごろは、目の増減もなく、マジックループをすることなく裾までメリヤス編みだけで進めていけるのです。トップダウンのセーターは、何だかんだ理由を付けて袖を先に編んで、最後に身ごろを編むのはこのため。はい、好物は最後に取っておくタイプです。


 フィンランドのニットデザイナーMeiju K-Pさん(リンク先:Ravelry)のパターン集Contrasts – Textured Knitting (Laine Publishing Oy, 2022)の電子版を購入しました。下記記事にて、この本について簡単にレビューをしています。


 
 セーターSolinaのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 メリヤス編みは、私にとっては癒やしでもあります。疲れるまで集中してずーっと編んでいられます。もう何年も前ですが、Ravelryでいろんな人の編んだ作品を見ていたときに、とあるスカーフが目に入りました。それは途中増し目はあるものの、最初と最後でゴム編み以外はずっとメリヤス編みだけで約2メートルは編むものでした。そのパターンを編んだ方のコメントに『メリヤス編みは癒やし』と書かれていたのを見て、当時の私にはその意味があまりよく分かりませんでした。そのころの私はというと、まだまだ手で糸をかける編み方をしていたため、編むのがとても遅く、もしそのスカーフを自分が編むとしたらどれほどの長期間かかることだろうと思うと、それがストレスに感じてしまいました。「癒やし」とは対極です。

 しかし、そのうちフリッキングをするようになって、小さなフォームで編めるようになったので、手の動きが目にうるさくなくなりました。すると、何も考えずに集中して編めるようになり、ある日、ずっとメリヤスを編んでいて集中力が切れて手を止めたとき、何となく気持ちがスッキリしていることに気づきました。「これがそうなのかー!」と、初めて『メリヤス編みは癒やし』という意味を実感できた瞬間でした。それ以来、メリヤス編みが大好きです。

 そういえば、『メリヤス』という言葉は、編み物に接するようになった子どものころから何気なく使ってきましたが、イギリスに住んでいたときに、それがスペイン語(ポルトガル語)由来だと知ってビックリ。友人たちと編み物の話をしていてメリヤスという言葉が出た流れで(たしか、韓国人の編み友が「日本でもメリヤスって言うよね?」と言ったのがきっかけだったような……)、母語がスペイン語の友人が教えてくれました。知らなかったー! 日本では、どちらかというとポルトガル語由来の可能性が高いかもしれませんね。

 いろいろとさておき、セーターのSolina。裾のねじり目のゴム編みまで、ひたすらメリヤス編みをして、癒やされたいと思います。
 
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