帽子専門店で見かけた毛糸の帽子


 うちから割とすぐのところに飲食店が多く並んでいる道があるのですが、私はここの通りにある帽子専門店のショーウィンドウを眺めるのが好きです。店構えの中央に扉があり、扉の両隣がショーウインドウになっていて、片側が男性用、もう片側が女性用の帽子を、季節ごとに商品を入れ替えて展示しています。

 夏も過ぎ、秋も通り過ぎて、もう冬かな、と感じるくらい寒くなってきた今日このごろ、そのお店のショーウィンドウは冬用の帽子に変わりました。そこは、わりとシックなタイプの帽子が多く、毛糸の帽子も例にもれず上品なデザインのものがよく並んでいて、いつも楽しみに見ていて、先日、目についた帽子が上の写真のものです。ベレー帽のような形になっていますが、裏目が表に出ているのがおもしろいと思って。

 市販の毛糸の帽子を見かけると、ついつい「これはどうやれば編めるのかな?」と考えてしまうのが、ニッターの性かもしれません。とくにこの帽子は、編み方が複雑そうな感じがして、どうすればいいのか考えるのがとても楽しいです。
 この帽子は、裾で作り目をして頭頂に向かって編む、かぶり口に対して編み目が並行になっているというよくある構造ではなく、編み目が裾に対して垂直になっています(言葉だと説明が難しい……)。しかも裏目が表に出ています。途中から編地がふくらんでいるのは、引き返し編みでもしているのかな?という感じに見えます。これはなかなかおもしろい。もしかしてRavelryに、似たような構造の帽子があるかもしれませんね。あえて調べていませんけど。

 普段なら、どうやって編めばいいのか考えるだけで、実際に編むことはなく終わるのですが、この帽子だけは、ちょっと挑戦してみたくなります。

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