草花のような色合いの糸


 先日、愛知県一宮市から糸が届いたことを書きました。送ってくださったのは、ひょんなことからやり取りをさせていただいたレインボー株式会社の方です。詳細は下記記事に。

 なお、送っていただいたほかの糸も下記記事にて紹介しています。


 
 今回は、四種類のなかから、さまざまな素材の繊維が入った混紡糸を取り上げようと思います。

 この糸はところどころが太くなっている、いわゆるスラブヤーン slab yarnと呼ばれるものです。スラブヤーンは、個人的に昔から使ってみたいと思っていて、手にすることなくいままで来てしまったので、こちらの糸でスワッチを編むのがとても楽しみでした。

 糸の色の基調となっているのはちょっと青みが入った深い緑色です。そこに、紫やラベンダー色、青、水色、ピンクといった色の糸が混ざって節を作り、さらに赤や黄緑色といった明るい色の光る素材の糸が入っています。これは先日書いた記事で取り上げた『絵画のような色彩が浮かび上がる糸』のように、なかなか複雑な表情を見せてくれそうです。

 コーンの内側には、この糸がレーヨン40%、綿17%、アクリル13%、ウール10%、ナイロン20%でできているとあります。これだけの素材が撚り合わされて一本の糸になっているんですね。この糸の番手は1/2.8なので、太さは合太から並太でしょうか。おそらく、節が出るところと出ないところの差なのかな?

 3,9 mm針(JPN 6)でスワッチを編んでみました。
 そして、その結果に感嘆。これもまたすごい! 想像していた以上に色味がステキすぎる~! 草花のような色合いを彷彿とさせますが、実際の自然の色よりもややくすんでいるので、イギリスの朝もやのなかで見た景色ような、そんなちょっとぼんやりした雰囲気があります。そしてやっぱり、節があるため、編み地に強弱が生まれて、表情をグッと押し上げていますね。

 この糸だと、何を編んでもさまになりそう。思い切ってもっと太い針を使って、ざっくりとした目のカーディガンも良さそうですし、ギュッと目の詰めて、つば付きの帽子や手袋、カウルなんかも良いかも。夢が広がる~!
 
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