パスポートの期限と滞在許可延長にまつわる話


 先日、オンラインで切替申請をした新しいパスポートを受け取ったことを書きました。

 実は今回、新しいパスポート取得にも関わる重大な心配事がありました。それは、私の滞在許可証が2023年9月30日で切れてしまうこと! しかし、滞在許可の延長についてはすでに8月の段階で手続きを始めており、9月中旬には仮ビザ Fiktionsbescheinigungを外国人局で受領できるはずだったのですが……ここで問題になったのがパスポートの期限。

 私たちは今回の滞在許可延長の申請で、夫の仕事の関係もあって来年末までを希望していました。しかし、私の旧パスポートの期限は2024年1月中旬。パスポートの期限よりも長くドイツに滞在することはできないため(当たり前だ)、仮ビザを受けることができなかったのです。

 そこで必要だったのが、十分な有効期限のある新しいパスポートだと、外国人局担当者に言われました。パスポートの切替申請しておいて本当に良かった~! 危うく危険な橋を渡るところだった……。担当者へは、9月27日にパスポートを受け取る予定だと伝えたら、『受け取ったらすぐに顔写真が入っているページをスキャンしてメールで送って。それが届き次第仮ビザを郵送します』と言われて安堵。ものすごく綱渡りな状態でしたが、28日にスキャンしたものをメール添付で送って、その翌日に郵送したと連絡があり、滞在許可があるギリギリの9月30日に無事仮ビザを受け取ることができました! ふ~、ほんとギリギリ。

 ……なんか、いつもギリギリだな、仮ビザ受け取るの。

まあ、今回は自分自身でギリギリにしちゃったんだけどさ(パスポートの受け取りは9月中旬からできていたのを、電車賃をケチってハノーファーでの出張領事サービスの日に受領しようと目論んでいたから)。

 たまたま控えていた一時帰国のときのことを考えて、パスポートの切替申請をして新しいのを手に入れておこうと思ったのが功を奏しましたが、滞在許可延長の手続きをしていたときは『パスポートの期限以上の滞在はできない』ことをすっかり失念していました(新しいパスポートが手に入ったら、外国人局に連絡しないといけないかな?とは思っていましたけど、ただそれだけ)。今回の場合は、パスポートの期限よりも長く滞在する必要があるという、ちょっと特殊な例だとは思いましたが、滞在許可を取得するのにパスポートの期限は重要なので、もしかしたら似たようなことがどこかで起こっているかもしれませんね。

 海外に在住している限り、パスポートの期限は常につきまとうことなので、いつまでが期限なのかを忘れないようにして(パスポートを見せる機会がとても多いので、自然と覚えてしまいますが)、残存期間が一年未満になったらすぐに切替の手続きをした方がいいことを学びました。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 
にほんブログ村 海外生活ブログへ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です