Stone その4「変則ゴム編みの作り目について考えてみた」 ~52 Weeks of Socksプロジェクト


 くつ下のStoneですが、片方が編み上がったあと、なかなか取り掛かることができず、ようやく今朝からもう片方を編み始めました。


 くつ下パターン集、Laine Publishing“52 Weeks of Socks”(リンク先:Ravelry)に掲載されている52作品を全部編むという『52 Weeks of Socksプロジェクト』をのんびりと行っています。このくつ下パターン集については、下記の記事で紹介しています。

Stoneのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。
※リンク先へ行くとThis pattern is available for free.とリンクがはってありますが、残念ながら無料でダウンロードできるようなページが見当たりませんでした(2024年4月6日現在)。


 Stoneは履き口 Cuff部分は表目2、裏目1の変則ゴム編みです。作り目はパターンのとおりでありいつもどおりでもあるドイツ式作り目 German (Twisted) Cast Onを採用しています。この作り目は指でかける作り目 Long Tail Cast Onよりも伸縮性が高いため、個人的にはめちゃくちゃよく使っています。履き口から編むCuff-Downのくつ下のときは、とくに指示がない場合はほぼこれ。1目もしくは2目ゴム編みで始まる場合は、たまに指でかけるゴム編みの作り目をしてみようかと思うことがあります。なぜなら、日本ヴォーグ社のアプリ『棒針編み辞典 160記号』(このアプリの詳細は下記記事)にこう書かれていたのを見かけたからです。

別鎖を使用する方法より伸縮性もあり、[後略]

引用元:『指でかける1目ゴム編みの作り目を教えて。』より
(項目「指でかけるゴム編みの作り目」、アプリ『棒針編み辞典 160記号』、日本ヴォーグ社)

 ほほう。別鎖を使った方が伸縮性がありそうなのに、実際は逆なの? そういうことなら試したい。……とは思ったものの、今回はすでに編み上がっている片方とそろえてドイツ式作り目にしましたが、これはどこかで指でかけるゴム編みを試そうと思います。

 そう思った瞬間、『そういえば、変則ゴム編みも、別鎖を使ったゴム編みの作り目または指でかけるゴム編みの作り目で編むことができるのか?』という疑問が湧いてきました。実はこれ、以前からちょこちょこと挑戦してきたことなんです。きっかけは、夫が使ってくれているカウルWillowwork Cowl(リンク先:Universal Yarn)がK1, p2, k1, p1, k1, p2というそれまで経験したことがなかった変則ゴム編みで、これをなんとかゴム編みの作り目を使ってできないものか、と一時期試行錯誤したことがありました。いま思うと『なんて無謀なことを……』という感想しか出てきません。

結局そのときはどうすることもできなくて、最終的にドイツ式作り目を採用して編んだのですが、そのままこのことをすっかり忘れてしまっていました。それが、今回のStoneでそのことをふと思い出したのです。

 Willowwork Cowlほどの変則さではないk2, p1なら、なにか方法がありそうだな、と思って検索してみたら、やっぱりやってる方がいらっしゃいました。そうなると、これはぜひとも試したい! そして今度こそは、いろいろと実験して解決できたらいいなあ。

 くつ下のStoneについての内容からずいぶんと遠ざかってしましたが、このk2, p1というちょっと変則的なゴム編みだったために、以前できなかったことを思い出せてよかった。
 
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