思い立って人に何かをプレゼントするのに、くつ下が最適なワケ
ここのところ、人になにかをプレゼントしようとなると、かなりの確率でくつ下を編むことがほとんどです。誰かに編んだものをプレゼントしようと思い立つのが突然だったり、量産することもあるため、編むのに時間がかかるものは選びません。となると、セーターやカーディガンは論外。小物ならば作りやすいです。ならば、帽子、マフラー、手袋……などが思い浮かびます。しかし、どれもプレゼントには最適かのように思えるのですが……個人的にはプレゼントしづらいものばかりだな、と思っています。この中なら、ミトンなら、まあプレゼント向きかな、という感じです。
◎帽子
WorstedやAran、Bulkyなど太い糸を使えば速く簡単に編めるので、一見プレゼント向きかと思いきや、髪型を気にして使わない人が多い（自分の周りににはそういう人が多い）ので、意外とプレゼントしづらい
◎マフラー（首に巻くもの全般）
見た目の割りに編むのに時間がかかるため、量産したいときにはまったく向かない（ただし、輪にしたときの直径30cm前後のカウルは時間がかからず編めるので除く）。
◎手袋
5本指ならそこそこ時間がかかるものの、ミトンや指なしミトンは割りと速く編めるので、まあまあプレゼント向き？
使うときに表に出て人目にさらされるものは、色もデザインも使う人の好みもあるだろうから……と考えるとちょっとプレゼントしづらい、というのが私の考えです。
では、プレゼントに何が最適かなと考えてたどり着いたのは、100g一玉で編めるアームウォーマーとくつ下でした。ここで言うアームウォーマーは、指を引っ掛けないタイプのものです（下記記事。どちらもお気に入りの無料パターン、Aibhilínです）。
どちらも衣服の下に身につけるものなので、表に出ず、あまり好みに左右されないように思います。とくにくつ下は、ほかの小物に比べて消耗品（←これ、重要）なので、持っていても邪魔にならない（と思う）し、私としてはプレゼントしやすいアイテムで、これまでもいろんな人にせっせと編んではプレゼントしてきました。アームウォーマーもくつ下も、シンプルで編むのが難しくなく、4 plyの細い糸を使ったとしても、最速なら三日で完成しますし、そして、どちらも本当に喜んで使ってもらえるのもうれしいです。
今回編んだ上の写真のくつ下も、いろいろとお世話になった方へのプレゼント用です。先日ブログに書いた『履き口から編むくつ下の編み方』で編んでいます。
ブロッキングしきれなかったちょっと気になるところをスチーミングしたら、発送準備にかかろうと思います。
