9ユーロチケットを購入しました(7月分)

9ユーロチケットを購入したら、使う前にサインが必要です。サインと言っても、崩し字や筆記体ではなく、活字体 Druckbuchstabenで記入するよう書かれています

 
 現在ドイツでは、長距離高速列車(ICEやICなど)や長距離バスを除く、ドイツ全土の電車、地下鉄、トラム、バスが乗り放題になる9ユーロチケットのキャンペーンが実施されています(2022年8月末まで)。ドイツ国内は(場所にもよるかもしれませんが)バス代や電車代が割高なので、この9ユーロチケットを持っていれば、たとえばRE(Regional-Express)やRB(Regionalbahn)を使って行って帰ってくるだけで軽く元が取れます。月頭から月末まで有効の、いわば定期券のようなチケットなのです。

 前回はDBアプリで購入しましたが(下記記事)、今月は紙のチケットを購入しました。

 それには理由があります。先日カッセルへ出かけたときに、突然スマートフォンがフリーズしてしまい、何をやっても反応しなくてとても困ったことがありました。このときはたまたま町を歩いていたときだったのでよかったものの、これがもし電車やバスに乗っているときで、検札が来てもチケットを見せることができないなんてことがあったら目も当てられません……。ドイツの無賃乗車は罰則が結構厳しくて、見つかると€60~80(金額は路線による)の罰金を支払わなければなりません。せっかく9ユーロチケットを買ってあってもそれを見せられないことがあるかもしれないアプリのチケットは、もしかしたら危険かな、と思いまして……とても便利なんですけどね。

 ということで、駅の券売機で購入しました。それが上の写真です。
 紙の9ユーロチケットの場合は、買って持っているだけではだめで、持ち主の名前を書いておかなければなりません。もし無記名で使っているのが見つかったら、これまた罰金の対象になる場合があります。ちなみにチケットには、他人でも判別できるようにするためか、わざわざ活字体(ブロック体) Druckbuchstabenで記入するように書かれています。つまり、判別のしづらい筆記体や崩したサインでの記入はダメってことですね。私は、アルファベットのほかに、念のため漢字名でも記入しています。

 自分がアナログな人間だとは思わないのですが、機械類が突然使えなくなることはよくあることなので、やっぱり紙で持っているのが一番安心です。

 今月もこのチケットを使って、いろいろと出かけられたらいいなあ。
 
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