Rocking Chair その5「ヒールフラップがメリヤス編みだと……」 ~52 Weeks of Socksプロジェクト


 すでに片方は編めているくつ下Rocking Chairですが、昨日からもう片方を編み始めました(ええ、片方が編み上がって数日放置していましたので……)。そういえば、詳細をあまり触れていなかったと思い、少しだけ書いてみようと思います。


 くつ下パターン集、Laine Publishing“52 Weeks of Socks”(リンク先:Ravelry)に掲載されている52作品を全部編むという『52 Weeks of Socksプロジェクト』をのんびりと行っています。このくつ下パターン集については、下記の記事で紹介しています。

Rocking Chairのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 Rocking Chairは、履き口 Cuffから編み始めるCuff-Downのくつ下で、かかとはヒールフラップを編んだらヒールターンをしてからガセット、そしてつま先まで編んでいきます。
 典型的なヒールフラップは、表ですべり目1、表目1をくり返し、裏ではすべり目1、あとはすべて裏目の2段一組のリブ編みだと思いますが、パターンによっては、ヒールフラップ部分に一工夫がされていることも多い場所です。これまでそういったくつ下を編むことが多かったからか、春先に完成したくつ下FlechtwerkやRocking Chairのように、メリヤス編みだけでヒールフラップを編むというのがちょっと新鮮でした。


 
 あえてヒールフラップで模様編みを入れないのは、FlechtwerkもRocking Chairも脚や甲で模様編みをしているので、ここがメリヤス編みでもかかとと脚や甲で対比が生まれてとっても良いと思うのですが……でもちょっと物足りないような気がしちゃう。
 かかとって、靴を履いていたら見えないところだし、自分だけが分かっている完全に自己満足の世界だとは思うんですけどね。ああ、でもこれって、まるで羽織の裏地のようですね。とくに男性の場合は、着物が無地のように見えるので、昔も今も裏地に凝る方が多いそうです。そういえば、学生時代にオーケストラと合唱のコンサートで、合唱団の一人として舞台に上がったとき、指揮者の先生がお召になっていた燕尾服の裏地がとても鮮やかな紫だったのが分かって、終演後同じく舞台に上がっていた友人たちと大盛り上がりしたことを思い出しました。客席からは見えないけど(東京のサントリーホールや大阪のシンフォニーホールのように、ステージの後ろに客席があるところは見えるだろうけど)、そういう見えないところに凝る方って本当にいらっしゃるんだな~と感心しました。

 閑話休題。
 普段隠れてしまうところに模様を入れてみるのは、本当に自分だけの楽しみですよね。こういうのを考えていると、気分が盛り上がってきます(デザインセンスは皆無ですが 笑)。今回のRocking Chairは、そもそもこの“52 Weeks of Socks”プロジェクトをするにあたり『パターン通りに編む』ことを自分に課しているため、もちろんパターン通りにヒールフラップはメリヤス編みとしましたが、もし別の機会があれば、ここに何かしらの模様を入れて、いろいろと楽しんでみたいな~。
 
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