株式会社藤井商店のスレッド毛糸 〜叔母から譲り受けたもの 3
叔母が持っていた毛糸は、太さはさまざまで、極太(Chunky)はほんの少ししかありませんでしたが、どの太さもまんべんなく持っていたような印象です。私は中細糸(4 ply)が好きなので、それらを中心に見ていたら、巨大な二つのカセが異彩を放っていました。それが上の写真にある藤井商店のスレッド毛糸です。
株式会社藤井商店というのは、倉敷紡績などを興して「スキー毛糸」という毛糸ブランドで人気を博した藤井株式会社の古い社名のようですね。スキー毛糸は昭和のころにたくさん販売されていた糸で、母も購入していて以前譲ってもらいました。糸の太さを測れるWPI Tool Kitを紹介したときに、太さがわからなかったそのスキー毛糸の太さを測ってみたことがありました。どんな糸かは下記記事を。
「スレッド」とカタカナで書いてあったため、最初は糸を意味するthreadかと思いましたが、タグ裏にsledとあって、ソリのことだと分かりました。どうりでソリの絵が描かれているワケですね。なんかオシャレ。高島屋の価格タグも歴史を感じさせます。
4 plyでこのカセの大きさだったので、いったい何gあるのやらと思ったら1カセ250 g! 調べてみると、King Coleに同じ4 plyで250 gのカセがあったのでそれを参考にすると、1カセで900 mくらいのようです。長いなー! しかもそれが2カセあるので、カーディガンかセーターを1着編んでも余裕で余るくらいに長さがあることになります。細身の方なら2着いけるかも⁉︎ うひょー。
色は赤みがかった青緑といった感じです。これを見つけたときは、すごく良い糸な上に色があまりにも好みすぎて、思わずガッツポーズをしてしまったほどでした。
これまで紹介した叔母から譲り受けたほかの糸でもそうでしたが、同じくこの糸で何を編むかはまだ分かりません。ウール100%だし、やっぱり着るものかなあ。いつも編むものありきで毛糸を購入することが多いので、糸ありきだと何を編むのかめちゃくちゃ迷う〜(うれしい)。一応もらうときに、編むものをぼんやりと想像はしたのですが、なかなか具体化しないのが自分の弱点(?)。しばらくはパターン探しでRavelryに入り浸ることになりそう。
叔母から譲り受けたものは下記記事でも紹介しています。