Lucerna その1「初めてのエストニアン・キャスト・オン」 ~52 Weeks of Socksプロジェクト


 52 Weeks of Socksプロジェクトの次のくつ下はLucernaです。今回初めて接することになった作り目の方法で始まりました。


 くつ下パターン集、Laine Publishing“52 Weeks of Socks”(リンク先:Ravelry)に掲載されている52作品を全部編むという『52 Weeks of Socksプロジェクト』をのんびりと行っています。このくつ下パターン集については、下記の記事で紹介しています。

Lucernaのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 エストニアというと、模様の細かいミトンやセーターなどがパッと思い浮かびます。独特な手法も多く、私自身も林ことみさんの著書でエストニアスパイラルを知って一時期はよく編んでいたことがありましたし、セーターMagnoliaではボブル編みとはまた違ったナップ編みも、エストニアのレース編みでよく使われることを知りました。

 で、今回の作り目です。
 手法としては、指でかける作り目 Long Tail Cast Onと、Long Tail Cast Onで親指にかける糸を逆にする方法(本にはLeft-Slanting Long-Tail Cast-Onと書かれていました)を交互にやっていくものです。これが標準的なやり方のようですが、Lucernaでは手にかける糸の本数が計4本なので、できあがった作り目がコブのように見えます。そのため、本ではKnobby Estonian Cast-Onという名称で呼ばれています。
 下の写真を見て分かると思いますが、一つのコブから2目が出ています。これがどうやらエストニアン・キャスト・オンの特徴のようです。2目ずつをギュっと締めているような見た目。


 

 そして、おもしろいことに、作り目していくときに自分の正面には裏目のような畝ができていきます。これを裏返すと、裏には表目のような見た目となっていて、ちょっとビックリしました。でも、輪で編んでいくくつ下では、裏目のような畝のある方が表になるので、なかなかに不思議な感じがします。


 
※2024年3月15日 追記

 Knobby Estonian Cast-Onをやっているところを動画に撮ったので、Instagramにあげました。

(追記 ここまで)
 
 このコブのモコモコした感じ、どこかで似たようなのを見たことがあるなーと考えていたら、ピコット編みに似ているんだと気づきました(まだやったことないけど)。いや、だいぶ見た目が違うけど、雰囲気が似ているかと。このモコモコ感はなかなかカワイイ。ほかのくつ下を編むときに応用できそうです。

 ちょっとだけ難儀したのは、4本のうち、どの糸を人差し指と親指にかけるか、という点。何度かやり直した結果、糸玉につながっている糸は人差し指にかけるのが最良だと分かりました。それ以外だと絶対に糸が足りなくなる。糸玉につながる糸は人差し指にかける、これが鉄則ですね。

 では続きを編んでいきましょう~。
 
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