色変えのタイミングで袖の同時編みをやめました ~Driftwood


 イザベル・クレマーさんによるセーターの無料パターンDriftwoodですが、ピンクの毛糸の残量が心配で両袖を同時編みしていて、やっとピンクのパートが編み終わりました。前回の記事は↓こちら。

 色を変えることになっても同時編みを続けようかかなり迷いましたが、結果、上の写真で分かるとおり、袖を別々に編むことにしました。一玉しかない場合、同時編みをするときには、玉のなかから引き出した糸と、玉の外で巻かれている糸とを同時に使うことになるため、糸が絡まないようにかなり気を使います。100gくらいの毛糸玉ならそれでもいいのですが、いま扱っているのは400g玉。ものすごく大きいのです。以前、400g玉を買ったときに撮った比較写真を載せておきます。これはイギリスにいるときに購入したもので、いま編んでいる糸とは別メーカーのものですが(いま使っている毛糸も、そういえばイギリスで買ったんだった……)、大きさは一緒です。

 右のグレーの糸が100gなので、どれだけ大きいのか分かるかと思います。
 この大きさのものを糸が絡まないようにさばくのは、ちょっと面倒だなあと思い、同時編みを諦めることにして、片方ずつ編むことにしました。余計なことをしなくていいので快適。

 色変えをするとき、輪編みだと段に、英語で言うJog でこぼこができてしまい、それが見目よろしくないため、いくつかJogを消す方法があります。一番簡単なのは、色を変えて最初の段は最後までそのまま編み進め、次の段になったら、最初の目を裏目を編むように針を入れてすべり目をする方法です。Driftwoodは、もともと横縞で編むため、パターンではこのことについて言及がされています。
 そして、その方法で段のでこぼこを消してみたらこんな感じになりました。赤い丸で囲われたところが色を変えた位置です。多少の段のでこぼこはありますが、それでも見た目は悪くありませんね。

 以前、On the Beachという同じくイザベルさんのパターンで横縞を編んだときに、これとは違うやり方でJogを消したのですが、見た目は悪くないものの、個人的にはあまりうまくできなかったため、すべり目をするだけのこの簡単な方法ででこぼこを消せば良かったと後悔しました。


 
 ここ最近ちょっと蒸し暑い日が続いていて、なかなかDriftwoodに取り掛かろうと思えなかったのですが、今週から日中の最高気温が20℃を超えなくなるようなので、このタイミングでさっくりと両袖とも仕上げてしまい、はやいところ身ごろに取り掛かりたいです。がんばろー。
 
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4件のコメント

  • なるほど(なるほどばっかり言ってる気がする。。。)、こうやれば色の違い目がわかりづらいですね。私も縞々模様とかやるとき真似っこしてみます。
    色の取り合わせが素敵です。左右同時編みもしなくてすむようになって、さらにスピードあがりそうですね。身ごろ部分もさくさくメリヤスでトリコテラピー間違いなしですね。
    ※トリコテラピーはフランス語で編み物してセラピーになることをいいます。英語だとなんだろう?

    • マカロンさん、簡単で目立たないなら、こんなにステキなことはありません。横縞模様を編むなら、この方法が使えると思います。おすすめです。
      どちらも好きな色ですが、毛糸の色はどちらも濃い目なので、縞にするとうるさいだろうと思います。でも、今回のように上と下で二つに分ければそうでもないような気がしています。吉と出るといいな。
      フランス語で編み物ってTricotって言うんですね! フランス語のトリコテラピーは、英語だとKnitting Therapyでいいと思います。たしか知り合いのイギリス人がそう言ってました。
      話は変わりますが、ドイツ語でもTrikotという単語があります。ドイツ語風にcがkに変わっていますが、フランス語のように最後のtは読まずにトリコーと発音し、メリヤス織りの布地を指すため、おそらくフランス語由来だと思います。でもドイツでは「ユニフォーム」の意味で頻繁に使われいています。サッカーが好きでよく見ているのですが、スタンドにいる人が好きな選手に宛てて「あなたのユニフォーム、ください! Bitte Dein Trikot!」といったことが書かれたプラカードを出しているのをよく見かけます(写真←リンク先にはその写真がたくさん出ています)。フランスでは編み物の意味が、ドイツでは転じてユニフォームの意味になるとは、言語っておもしろいですね。

  • 色合い、身ごろ部分が入ってくるとまた変わるでしょうし、こうしてみるのと着てみるとも違いますしね。吉と出たと記事になることを祈っています。でもロングカーディガンもそうでしたが、色替えで素敵でしたし、いけると思います。

    Toricotがスペル違いでドイツではユニフォームですか。それは興味深いです。ちなみにユニフォームはフランス語ではコスチュームですが、サッカーのユニフォームはフランス語ではマイヨといってスポーツ用シャツの意味合いになります。言語ってほんと面白い!

    • マカロンさん、心強いお言葉、ありがとうございます! ロングカーディガンでも、このピンクと濃いグレーの組み合わせが好きだったので、うまくいくことを祈って編み進めていこうと思います。
      フランス語では、とくにサッカーのユニフォームのことはマイヨ Maillotって言うんですね~。「ユニフォーム フランス語」で調べると、真っ先に出てくるのはuniformeでしたが、サッカーに触れた例文にはちゃんとMaillotとありました。おもしろいなあ。勉強になります。英語の辞書にもこの単語は載っていましたが、さすがにサッカーのユニフォームのことについてはまったく言及されていませんでした。こういう外国語に取り入れられている言葉って結構あるんでしょうね(日本語はそれが雑多すぎますが)。とくにフランス語は、いろんな言語でそのまま使われていると思います。Béret ベレーも、英語ではBeretとスペルが変わって使われていました。これを初めて見たときは「ベレットってなんだ?」と思った思い出……(恥)。

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