2022年のKnit up!的まとめ


 2022年も大晦日を迎えました。さっそく、今年2022年はKnit up!的にはどんな年だったのか、振り返ります。

2022年に何が起きたのか

 前年の2021年はいろいろあって私たち夫婦にとっては最低最悪だったので、少しでも状況が変わることを祈りつつ始まった2022年。2月くらいまでは前年のひどい流れが続いていましたが、3月くらいからは穏やかに過ごせる日が続くようになり、ようやく人間らしい生活が送れるようになりました。
 しかし、2月末から始まったロシアのウクライナ侵攻で戦争状態となり、世界中に大きな影響が出ました。ヨーロッパも例外ではなく、連日戦争のことやウクライナやロシアから逃げてきた人たちのことなどがニュースになっていました。経済関連では、この戦争の影響でどこの国もこの二国から輸入していた原料が不足したことで、物価の高騰やエネルギー問題にぶつかり、これはいまも続いています。

 コロナにかんしては、ヨーロッパではかなり落ち着き、一年前とはだいぶ様子が変わりました。ドイツでは、2月から3月にかけて、段階的にコロナにかんするルールが緩和。現在もまだマスク着用義務がある場所(公共交通機関や、病院など)がありますが、お店などの屋内ではもうマスク着用は『義務』ではなく『推奨』となっています。12月末現在、屋内でマスクをしている人はほとんどいません。私たち夫婦は、9月くらいまでは店内でもマスクをするようにしていましたが、いまはしなくなりました。

 11月にはワールドカップが初めて中東の国カタールで開催されました。これまであらゆるタイトルを手にしていた現史上最高プレーヤーであるリオネル・メッシが、唯一持っていなかったのがW杯で、それを今大会でようやく手に入れることができたことは、世界中のサッカーファンをおおいに沸かせたと思います。本当に良かった!

夫が腹膜炎に!? 大学病院での手術と入院

 そんななかで今年一番のニュースは、やっぱりこれ。7月に起きた夫の手術と入院でした。あまりにも長く痛みを我慢し、最終的には痛みで眠れずにのたうち回るほどになったため、大学病院の救急外来へ駆け込みました。しかも、病院で検査を待っている間にどうやら虫垂が破裂してしまったのか、一段違う痛みが襲ってきたそうです。手術したときは膿が広がった腸内を洗浄しなければならない状態だったそうで、あとでこのことを聞いたときは気が気じゃありませんでした(これについてはさすがに、待たせすぎてしまい申し訳なかったと、医者に謝られたと夫が言っていました)。

 夫が入院中の一週間は、毎日病室へ通っていました。このときは、迅速テスト Schnelltestで陰性を証明しなければならないこと以外は、予約といった煩わしい面倒な手続きが必要なかったので、お見舞いに行くハードルはだいぶ低くなっていて、幸運でした。
 何かと毎日病院にいたので、それまで知らなかったドイツの救急医療用ヘリコプターの存在を知ることができたのは、ちょっとおもしろい経験だったと思います。

 夫が退院し一緒にタクシーで家に戻ってきたときは、縫合したところの痛みがまだ強く残っていた上に入院中に落ちた体力も戻っていなくて、どうなるか不安でしたが、とくに何事もなく徐々に回復していきました。あれからまもなく半年が経ちますが、いまは以前と変わらない生活を送れています。

3年ぶりの一時帰国

 今年は11月に3年ぶりに一時帰国できたのも大きなニュースでした。
 まだイギリス在住だった2020年、ヨーロッパでもコロナの大流行があり、ロックダウンがあったりやコロナにかんする規制ががっつりと出たため、それまで毎年していた一時帰国が叶わなくなってしまいました。いつ終わるとも分からない状況での一時帰国は非常に難しく、最後に帰った2019年以来、3年ほど日本へ帰っていませんでした。
 しかし、10月の末に突然一時帰国が決定し、私たち夫婦も大混乱。取るものもとりあえず出発しました。戦争のせいでロシア上空を飛行できないため、フライト時間が2~3時間増え、行きも帰りもヘトヘトだった思い出。でも、3回のワクチン接種を証明すれば、それまで必須だったPCR検査もしなくてよくなり、隔離期間もなくなったこともあって、入国は日本もドイツもスムーズだったのは幸いでした。滞在期間はたった一週間でしたが、久しぶりの日本は大きく様変わりしていて戸惑うことも驚くこともとても多かったです。次はいつ帰れるかなあ。

サブスクリプションで生活が大きく変化

 ブログには書いたことがありませんでしたが、特撮、とくに仮面ライダーが大好きな夫の強い強い希望で、3月から東映特撮ファンクラブ(略してTTFC)のサブスクリプョンを始めました。そのおかげで、毎晩何かしらの特撮を見るようになり、それまでの生活が大きく変化しました。ちなみに、3月から12月末までの間に見たタイトルは、仮面ライダーは、クウガ、555(ファイズ)、電王、ディケイド、W(ダブル)、OOO(オーズ)、鎧武(ガイム)、ドライブ。そして、現在リアルタイムでギーツを視聴中。戦隊ものは、シンケンジャー、ゼンカイジャー。そして現在はリアルタイムに追いつくために大急ぎでドンブラザーズを見ています。こうやって書き出してみると、ちょっと見すぎとも思える。その上、Crunchyrollでアニメも見ているのですから、夜はテレビ(といってもタブレット)漬けの毎日で、これは来年も続きそうです。

ちょっと息切れ気味? Knit up!が二周年

 毎日毎日あれこれと記事になりそうなネタを探してはブログを書き続け、2022年6月にブログ開設二周年を迎えることができました。今年はちょっと息切れ気味で、途中、今日はブログ書くのやめようかと思ったことは一度や二度じゃありませんでした。でも、毎日続けてこれて良かったです。ただの自己満足ですけどね。

 2022年12月31日現在、ブログ内での人気記事ナンバー1は、5種類の増し目の見た目を比較した記事でした。昨年は、イギリスのアパートを退去するときに使った洗剤の記事が第1位だったので、やっと編み物ブログらしくなりましたよ!

 今年はブログ内人気記事の変動が大きかったように思います。ポケットの付け方について書いた記事は、昨年の段階では圏外だったのに、今年に入って急激にアクセス数を伸ばし、それまで上位にランキングされていた記事をあっという間に追い抜いて、第2位に食い込んできました。どこにそんなに需要があったのかが謎。また、自分の覚書のつもりで履き口から編むくつ下(かかとはヒールフラップとガセット)の一般的な編み方を載せたら、わりとすぐに人気記事にランクインしてきたのにも驚きました。それから、今年は手編みの「腹巻き」で検索して拙ブログにたどりついた方も多かったようで、腹巻きの目数をどう計算するかの記事のアクセス数も大幅に伸びました。

2022年12月31日時点での人気記事ランキングのスクリーンショット

 

一年で編んだ作品たち


 では、自分が今年一年編んだものについて振り返ってみようと思います。
 あんまり編んでいなかったように思っていても、こうやって編んだ数を一覧にしてみると、今年も思っていたより編み物をしていたのだと思いました。だいたい去年と同じくらいの量ですね。

セーター 2着(+編みかけ2着)
カーディガン 3着
くつ下 11足(+編みかけ1足)
帽子 3枚
首周り 2枚
そのほか ブランケット1枚、腹巻き1枚、ヘッドバンド1枚、ヘアバンド1枚、アームウォーマー(編みかけ)1組

 やっぱり52 Weeks of Socksプロジェクトの実施中であることもあって、今年もくつ下をダントツに多く編んでいました。小物はすぐに編めるので、やっぱり回転が速いからでしょうか。今年編んで良かったのは、セーターのZipper Sweaterです。ジッパーを付けるセーターをどうやって編むのかがこのパターンで知ることができて、とても勉強になりました。あと、“52 Weeks of Socks”の2冊めが制作中らしいので、次が刊行されるまでには何とかしないと。まだいっぱい編んでいないパターンがあるので、それこそ、本当に一週間に一足くらいの勢いで編んでいこうかな。
 編んだものではないのですが、今年はくつ下定規なるくつ下編みに便利な道具を購入しました。これのおかげでくつ下編みがはかどりました(木の板の品質が悪くて、商品としてはイマイチだったけど……)。来年も、編み物の便利道具を少しずつ探して行こうと思っています。


 
 今年も拙ブログKnit up!を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。来年も毎日更新を続けていき、無事3周年を迎えられますように。引き続き、当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
 
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