2023年のKnit up!的まとめ


 今年2023年も無事?大晦日を迎えることができました。
 さっそくですが、今年をざっと振り返ってみます。

今年何が起こったのか

 今年の前半は比較的平穏な生活をしていましたが、ドイツの夏が終わって例年通りすぐに寒くなるかと思いきや、10月上旬まで暑い日が続きました。

 そんなころにパレスチナ・イスラエル戦争が勃発し、毎日のように心が痛むようなニュースが流れてくるように。中東出身の方々が自国旗を掲げながら車を走らせているのを見かけたのは一度や二度じゃありません。2022年から始まったロシア・ウクライナ戦争も決着が見えないまま先行き不透明ですし、そんななかでの開戦は非常にショックでした。これからどうなっていくのか不安ばかりが募ります。

 また、今年は何かとClimate Change(気候変動)という言葉をあちこちで目にしたり聞いたりしたため、こちらにかんしても気がかりです。今年は確かに暑い日が長く続き、年末を迎える現在も日中の最高気温が10℃ちかくもあるというのがちょっと信じられません。

 ドイツでは、今年の2月から公共交通機関でマスク着用の義務が撤廃され、いまではマスクなしで乗車する人がほとんどです。ですが、やはり密閉した車内では人がしている咳が気にならないわけではなく、結局それが原因で夫がコロナに感染し、追って私も感染したという最悪の結果に。これ以降、列車に乗るときはマスクをするようにしていますし、今後もそうしていくつもりです。
 

夫婦揃ってコロナに感染、一時帰国日を延期せざるを得なかったこと

 自分にかんする今年一番のニュースは、夫と私がコロナに感染したことです。感染するちょっと前にハノーファーへ行ったさい、車内で咳をしている人が多いことを夫がかなり気にしていました。そしてバッチリ感染ですよ。濃厚接触者であった私も遅れて感染。じっとしていられないほどの脚の痛みは初めての経験でした。

 このとき、あと数日で日本への一時帰国をするときで航空券も購入していましたが、その当日に乗ることは叶わずキャンセルせざるを得ませんでした。購入していたのがリブック(再予約)ができるチケットだったので、むざむざと高い航空券をドブに捨てることにならなくて本当に良かったです。が、リブックにもお金はかかります。症状が良くなるまでリブックを二三度くり返してしまったため、リブックだけで結構な金額になってしまいました。ちなみに、空港までのICEも同じくキャンセルが続き、こちらもかなりな金額がかかっています。

 コロナもそうですが、一時帰国の延期をはじめ、航空券や列車のリブックなど、こんなことは二度と経験したくありません。
 

そのほか、個人的なニュースについて

初めてオンラインでパスポートの切替新規申請をしました
 今年中に新しいパスポートに切り替えなければならないと分かり、総領事館へ出向いての手続きを予想していましたが、いまはオンラインでパスポート切替新規の手続き・申請ができるようになっていたことを知り、さっそくそれを利用しました。まー、これが使いにくくて慣れるまで大変でしたが、コツを掴んでなんとか申請することができ、無事パスポートを手に入れることができました。

日本人の馴染みの食材がいままで以上に手に入りやすくなり、食生活が大きく変化
 ゲッティンゲンは小さな町のわりに、日本人にとって馴染みのある食材が手に入りやすいところです。これまでは、お茶屋さんのエヴァート Tee und Gewürze Ewertでしか日本茶(煎茶、玄米茶、ほうじ茶など)の茶葉や日本の食材(ひじきやわかめ、海苔、鰹節、干し椎茸、カレールーなどなど)が買えませんでしたが、今年8月23日にドイツ全土で展開しているアジアスーパーのGo Asiaがゲッティンゲンにもやってきました。そのおかげで、それまで一つのメーカーしか選択肢がなかった商品が、数種類のメーカーから選ぶことができるようになったり、通販で購入していたお米を実店舗でも購入できるようになったり、なによりも日本でよく使われる食材が手に入りやすくなり、私が渡独してきた2014年ごろよりも、それどころか昨年2022年と比べても、ずいぶんと日本食が作りやすくなって食卓が様変わりしました。

長距離列車ICEで巻き込まれたアレコレ
 今年後半は、ICEのいろんなことに巻き込まれました(そして予定外のお金がかなりかかった)。コロナ感染直後については上記で触れたとおり。
 一時帰国からドイツに戻る飛行機はミュンヘン経由フランクフルト行きで、フランクフルト到着が少々遅い時間でした。ミュンヘンからの飛行機が遅れたことにより、ただでさえフランクフルトから乗れる列車が限られていたのに、ちょうど到着時間ごろにDB(ドイツ鉄道)のストが始まってしまい、乗れる列車がなくなってしまいました。予定外にフランクフルトで一泊せざるを得ず。日本からの移動で半端なく疲れていましたが、ここで無理に帰ろうとせず一泊したのが吉と出ました。翌日乗ったICEは前日からのストが影響して大大大混雑していましたが、無事ゲッティンゲンに到着。このときの、達成感に近い安堵感といったらなかったです。

 最近だと、嵐のせいでICEが間引き運転となり、ちょうど乗る予定の列車が中止になったもんだからやりきれない。その日はハノーファーで髪を切る予定だったのですが、それもキャンセルせざるを得ず。予約は別の日に振り替えてもらいました。しかし、これで終わらなかった。

 振り替えてもらった日も、乗るはずだった列車が架線修理のため大幅遅延。ほかはちゃんと動いてたのに、なぜかピンポイントで遅延って。急遽別のICEに乗ることにして、なんとか予約時間から20分遅れで美容室へは到着できました。今年最後の列車移動がコレさ……。
 

今年も毎日更新を続けられたよ、Knit up!が三周年

 2023年6月にブログ開設三周年となりました。毎日続けるって本当に大変であることを実感しています。3年以上も持ったのだから、これからも続けていきたいです。以前働いていた職場の先輩でいまも仲良くさせていただいている方は、20年以上も毎日(現在は平日のみの更新のようですが)ウェブで書き続けているので、見習いたいです。

Instagramで当ブログのアカウントを開設
 ブログにはまだ書いたことがありませんでしたが、先日SNSのInstagramで当ブログ用のKnit up!アカウントを開設しました。まだ始めたばかりで、いまのところはまだブログ更新のお知らせしかできていませんが、今後もっと内容を充実させていけたら、と考えています。

◎Knit up! Instagramアカウント @_knitup_

2023年、当ブログ内の人気記事はこれだ

 当ブログの今年の人気記事ランキングは、昨年と比べて多少順位は入れ替わってはいるものの、あまり大きく変わった印象はありません(2023年12月31日現在)。いわゆるHOW TO記事のようなものが上位にランクインしていて、増し目の見た目を比較した記事が昨年と相変わらず1位。それ以外に目立ったものだと、今年の冬になって急激にランクが上がってきたのが、腹巻きを編むときの目数を出す方法を書いた記事です。検索でたどり着く方も多いみたいで、昨年に比べるとその数がグンと上がっていて驚いていました。

編み物生活に変化をもたらした新しい編み物道具、そして企業からのお声がけ
 編み物にかんしては、というと、今年は編み物で使う道具が増えました。それは、手元を照らす首からかけるライトだったり、くつ下をブロッキングするのに使うソックブロッカーだったり、シリコンで出来ているスティッチホルダーです。また、11月に一時帰国したさいには、編み物講師をしていた叔母から昭和時代の編み物道具を3点譲ってもらいました(二点はブログで紹介済みですが、もう一点は近々紹介予定)。

◎首からかけるライト

◎ワイヤー製ソックブロッカー

◎シリコン製スティッチホルダー

 これ以外に編み物関連で振り返ると、今年は愛知県一宮市にあるレインボー株式会社の方よりご連絡をいただき、メールのやり取りをさせていただいたことが自分としては大きなニュースでした。お礼にといただいた糸を使って、現在編み物を進めています。


 

一年で編んだ作品

 今年はどんなものを編んだのか振り返ってみたら、くつ下ばかりを編んでいたことが分かりました。取り掛かるのに手軽だし、すぐに編めるし、仕方あるまい。また、今年は初めてドイツ語パターンで書かれた作品(くつ下ですが)を編みました。自分が着る用の大きなものは、Lyon Sweater1着のみ。もっとセーターやカーディガンを編みたいのになあ。

セーター 1着(+編みかけ2着)
カーディガン 1着(新生児サイズ)
くつ下 15足(うち1足はドイツ語パターン)
帽子 1枚(新生児サイズ)
そのほか ブランケット1枚、指なしミトン1組、バッグ1枚

 ずいぶん前から行っている52 Weeks of Socksプロジェクトがなかなか終わりませんねえ。今年新しい52 Weeks of Socks Vol. IIが出たというのに。スリッパのパターンを試し編みしただけで終わっています。もっとスピードを上げて行こうゼ、自分よ。


 今年も拙ブログKnit up!を読んでくださったみなさま、コメントをくださったみなさま、本当にありがとうございました。来年も毎日更新を目標に編み物を続けていこうと思っています。そして、無事4周年を迎えられますように。引き続き、当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
 
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